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娘のロンドン土産

2012.11.27 (Tue)

スパイスティーw

英国土産はスパイスティー。

ムッシュが先週誕生日でした。
還暦ですよ。
私も来春55歳。

私が社会人になった1981年はまだ、多くの会社が55歳定年だった、と記憶している。
そっかー、そんな年かー。
ちなみにムッシュは年金の受給手続きをしている。
「あれ、年金って65歳からじゃなかったの?」と聞くと、娘が生まれる直前まで勤めていた広告プロダクションの会社員時代のものだって。ふーん、こんなちょっとでもちゃんといただけるんだー。と妙に感心してしまった。

今年23歳になった娘はもうすぐロンドン旅行から帰ってくる。7歳のときに住んでいたロンドンを日本人学校の時の友人と一緒に再訪しているのだ。

私たち夫婦は結婚して5年間、共働き生活を謳歌していた。あるときムッシュが耐えられなくなったのだろう。
「頼むから産んでくれ。後は何とかする。」と宣言。私の妊娠を機に本当に会社を辞めてしまった。
コピーライターなら自営ができて、育児と両立できると踏んだ、と本人は言うが、絶対ムッシュは、ジョン・レノンの真似をしたかったのだと思う。

主夫になったジョンがショーンを乳母車に乗せて、セントラルパークを散歩するシーンはめっちゃカッコよかったもん。

ちなみに娘は長崎屋の遊具が大好きで、ムッシュはおしゃれな公園ではなく、屋内遊技場で娘にガチャガチャをせがまれたり、保育園の餅つき大会に駆り出されたり、理想とはちょっと違うけれど、育児のほとんどを担ってくれた。いつも家にパパがいた。

だから、広告業界に見切りをつけて、歴史を学びにイギリスへ行きたいとムッシュが言ったとき、別々に暮らすことなんて考えもしなかった。そう、私も退職。一家三人無職になって、貯金をはたいてロンドンに行っちゃったのです。

私の同期からは「かわいそー。ご主人のためにキャリアを捨てたのね。」とずいぶん同情されたけど、私たち一家のロンドンでの一年半は宝物でしたね。ムッシュは勉強ばかりしていたし、私は毎日料理ばかり作っていた。週末は家族で公園で散歩に来ているワンちゃんと遊んだり、ダウンタウンで大道芸を見物したり、お金がなくても楽しかったなあ。

娘がロンドンから帰ってきた。
子供のころ近所のお店でよく買ったキンダーサプライズのチョコやポテトクリスプスがスーツケースからどっさり出てきた。
「よかったよー。ロンドン。定住したいな。」
ムッシュにロッドスチュワートのクリスマスソングのCD、私にはノッティングヒルの本屋で平積みで売られていた料理本を手渡しながら、おおはしゃぎだ。このスパイスティーもハロッズで買ってきたもの。ショートブレッドとチョココーティングのレモンはフォートナム&メイソンです。

明日から会社だからとぐうぐう寝てしまった娘を見ながら。ムッシュは「僕らのロンドンは大正解だったね。」と
つぶやいたのでした。。。。

※ちなみに、私たちのロンドン生活はムッシュが「僕のロンドン・家族みんなで英国留学」という本に綴られています。中古ならまだ手に入るかもしれません。よろしく


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